この日(2007.10.30)はジョウビタキに会いたくて荒川下流河川敷へ出かけました。
自転車を置き、葦に挟まれたコンクリート護岸の上を下流に向かって歩いていると、 目にも鮮やかなヤマノイモの黄葉とムカゴ(肉芽)がありました。 さらに歩いて行くと、(ここにも遂に現れたか!!)ツマグロヒョウモン♀が葦に止まっていました。(完全に地球温暖化!?) さらに進むと、むかご(肉芽)が「わんさ」とあります。(アレ?、葉が違うぞ!?) 葉柄の基部と葉裏の細脈を調べる。『ヤッター ! !』 この場所は20数年も感察していますが、初めての出会いでした。 7 月6日に行った時は確かにありませんでした。(小さくてクズの葉の下に隠れていたのかな!) それは何と自生している『ニガガシュウ』だったのです。 『やったぞー』 目的だった『ジョウビタキ』にも、ちゃんと出会えました。(^-^) ちなみに、零余子(むかご)には二つの形があります。 ヤマノイモのような零余子を『肉芽』といいます。茎が変化したもので、小さな芋のようです。 オニユリのような零余子を『鱗芽』といいます。葉の変化したもので、小さな球根のようです。 葉がツルドクダミ(何首烏)の葉に似ているのが名前の由来ですが、 形はやや似ていますが、葉脈は全然似ていません) 黄色の葉は黄葉したクズの葉です。
by hitakijo1985
| 2010-10-28 14:36
| 荒川下流河川敷
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Comments(2)
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nekocchi1122 at 2010-10-30 18:43
ニガガシュウ・・聞きなれない名前です。
葉っぱはなんだか、オニドコロに似ている感じがして区別がつかないかもしれません。後ろに写っているムカゴがニガガシュウのもの? このボコボコのムカゴ見たことあります。 今度しっかり見てみます^^
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hitakijo1985 at 2010-10-31 17:59
nekocchi1122さん、こんばんは。
>ニガガシュウ・・聞きなれない名前です。 そう仰る方が多いですね。私は運良くあちこちで出会っています。 確かにオニドコロの葉に似ていますが、側脈の数や細脈の感じなど違っているので見慣れると葉だけでも見分けられます。 >後ろに写っているムカゴがニガガシュウのもの? そうです。ゴツゴツして光沢があるのでヤマノイモのムカゴとはかなり違います。ぜひ、確かめてみてください。
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by hitakijo1985 メモ帳
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1985年11月11日に私が創作した造語。思いついた経緯はもうひとつのブログ『スケッチ感察ノート』の2006年7月6日の記事に書いてあります。 ☆もう一つのブログ☆ 『スケッチ感察ノート』 ※ブログ内の文章・画像の無断使用・転載を禁じます。 カテゴリ
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